短時間でガッツリ効く腹筋トレーニング。ちょっとキツイですがパフォーマンスに直結します。

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ランニング怪我・対処治療法

さて前回はドローイング、そして正しい姿勢作りのお話を紹介しました。この腹横筋を日常生活の中で鍛える習慣は是非頑張っていきましょう。

今回ご紹介するのはちょっとハードですが、パフォーマンスに直結するイチ押しのトレーニングです。この「アブスライダー」を使います。

やり方は簡単です。

①膝をついてローラーを持って前方に倒します。この時も軽いドローを入れておくこと!可能な限り前まで伸びます。注)最初はやや手前で止めて感じをつかみましょう。徐々に前に進む距離を伸ばしていきましょう。

②バタンと崩れないギリギリまで伸びたら停止。そこで3カウント維持します。注)最初は3カウント持たずに戻しても構いません。慣れてきたら5カウントぐらいまで延長。

③3カウント維持したらゆっくり戻す。

④5回1セットで3セット。3分もかかりません。キツイですが(苦笑)

ワタシがこのトレーニングを好むのは、以下の3つの理由からです。

シットアップのように上体を折り曲げる動きをしなくて良い。

腹を折り曲げる、そして上体を畳む動きはランニングの動きにはありません。腹直筋は他にもたくさん鍛える方法がありますが、もっともランニングに直結するものを選ぶべきです。決してシットアップを否定する訳ではありません。シックスパックで横に深く割れる腹筋作りには効果あります。

究極に腹が伸びた状態で鍛えられる。

レース終盤に腹筋が疲れて上体が折れてくる時の感覚が疑似体験出来ます。その時にグッと耐える腹筋力を鍛えられます。胸を張って、腹も伸びている時の腹筋の強さが大事なのです。明らかにplankより効きます。またこのように体幹がしっかり伸びた状態を維持する腹筋トレーニングは腰痛予防にも有効です。

上腕三頭筋が鍛えられる。

腕の後ろ(二の腕)がパンパンになります。これは望むところ、腕振りの強化になります。腕後面の筋肉は肘を後方に引く際に力強さを生んでくれます。

最後に

こちら大迫傑選手の惚れ惚れとする綺麗な姿勢。終盤の独走シーン(12:00以降)は最高のイメージですね。ちょっと異次元ですが(笑)

 

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