頑張って走った後に、ランニングウォッチのデータを眺めるのって楽しいですよね。頑張った証を振り返るのは気持ち良いものです。
その時に皆さんはどんな項目をチェックしますか?
ランニング距離、所要時間、キロごとのラップタイムあたりが一般的でしょうか。
素晴らしい情報なのに、何気に不人気なのが「ピッチとストライド」1分間の歩数とストライド幅です。この赤く囲んだ部分。これを好んで観察する人は意外と少ないです。
例えば、サブ4達成するためには、このいずれかをクリアしなければなりません。
ピッチ 170spmならば ストライド 104cm
ピッチ 175spmならば ストライド 101cm
ピッチ 180spmならば ストライド 98cm
ピッチ 185spmならば ストライド 96cm
ピッチ 190spmならば ストライド 93cm
ピッチ 195spmならば ストライド 91cm
*spm=steps/minute(1分間の歩数)
サブ4を目指しているあなたはどのパターンで勝負しますか?
ランニングウォッチに蓄えられたデータをもとに、どのパターンでサブ4を狙うのかを決めることをオススメします。あなたにとって心地よいピッチ、ストライドでサブ4に必要な「キロ5”40で走れる」ように練習するのです。キロ5”40のペース走を繰り返して、どのピッチ、ストライドで「キロ5”40を走る」のが気持ちいいのかを見つけて、体に刷り込みましょう。
注)市民ランナーのフルマラソンは一定ペースで走り続けるのが良いとワタシは考えています。
ペース走が終わった後に「今日の走りだと、こんなデータなんだ…」とランニングウォッチからフィードバックをもらうのです。特に「気持ち良く走れたキロ5”40」のデータは参考になります。我々市民ランナーには専属コーチがいないので、ランニングウォッチの情報を上手く活用したいものですね。
以下、ワタシの場合
体調が良くない時(全身疲労、風邪気味)→ピッチが落ちて、ペースが維持できません。
足の筋肉疲労→ストライド落ちて、ペースが維持できません。
夏場の暑さにやられるとピッチが落ちます。極暑のランニング…体調不良みたいなもんですね(笑)
このピッチ、ストライドの情報は練習メニューを決めるときに大いに役立ちます。
「最近なんかピッチが遅いな…」というときにはインターバルで心肺機能を鍛えつつ、速いリズムのピッチを体に教え込みます。
「最近ストライドが伸びないな…」というときには絶対にLSD(ロングスローディスタンス)などはしません。峠走の下りで勢い良く走るような練習が最高です。
昨年、ワタシは「185spmで127cm以上のストライド」を目安にペース走をしました。2018年の別府大分マラソンでは「184spmで130cm」で走破してサブ3を達成できました。
取り組み方でマラソンはどんどん面白くなります!ピッチとストライドの検証、是非やってみてください!自己ベスト更新、頑張っていきましょう!
ご参考までに。
サブ3.5達成のために
ピッチ 170spmならば ストライド 119cm
ピッチ 175spmならば ストライド 115cm
ピッチ 180spmならば ストライド 112cm
ピッチ 185spmならば ストライド 109cm
ピッチ 190spmならば ストライド 106cm
サブ3達成のために
ピッチ 170spmならば ストライド 139cm
ピッチ 175spmならば ストライド 135cm
ピッチ 180spmならば ストライド 131cm
ピッチ 185spmならば ストライド 127cm
ピッチ 190spmならば ストライド 124cm
ピッチ 195spmならば ストライド 121cm
*算出根拠は極めて単純に「42195÷ピッチ数spm×目標タイム分」という数式です。
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