いろいろなランニング書籍を参考にして、マラソンの研究をしている市民ランナーもたくさんおられると思います。ワタシも色々読み漁りましたが。その中でもこの本は素晴らしいと思います。
ランニングと栄養の科学
運動生理学、栄養学の視点から、科学的にマラソンの練習、コンディショニングをわかりやすく説明してます。巻末の「フルマラソン攻略法」という章もロジカルで興味深いです。
マラソンという競技はつまるところ…
「超健康な人間が足腰を鍛えまくり、その成果を42.195km内で発揮するスポーツ」
そのために必要なのは
・体の仕組み
・体の鍛え方
・本番で力を発揮する方法
を理解することです。
月間200km超えのハードワークをこなしているのに、結果が芳しくないランナーは何か理にかなわないことをしている可能性があります。理論を学べば飛躍のチャンスが広がります。
フルマラソンは14km×3で考える
この本から学んだ面白い発想です。
このアイディアに基づき、ワタシはレースを3等分した14kmと28km地点手前の給水所でエイド(shotz)を補給しています。絶対に変えないルーティンです。自分にフィットした補給のタイミングだと思います。
余談ですが…給水所手前でジェルを口に含んでおき、水を口に満たしたらゆすぐようにしてジェルを薄めて飲み込みます。このやり方が胃腸に優しいというのは違う本で読みました。
ワタシはこの3等分する考え方をエネルギー補給に取り入れましたが、著者は3等分した14kmごとにテーマを分けて走るという攻略法を提唱しています。
マラソンの楽しみ方
「仕上げていく楽しみ」がマラソンにはあります。
自分の肉体を使った一大プロジェクトです。ちょっと科学的な知識が増すと、この部分がより楽しくなってきます。
読書の秋!是非マラソンの書籍をいくつか読んでみて下さい。
以前にもご紹介しましたが、ランニングフォームの研究という視点ではこの本が面白いです。
ランニング指導ご検討の方はこちらまで。
お身体の不調でお悩みの方は柳鍼灸院にお気軽にご相談ください。ランナーの方はランニングシューズをご持参ください。ランニングフォームのチェック、リハビリメニューを処方する場合があります