ハードな練習の増えるこの季節、腰痛持ちランナーは必読!ワタシが実践する腰痛のトリートメント

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コンディショニング

長い距離を走れば、腰まわりはどうしても疲れて張ってきます。多少痛むこともあるでしょう。記録更新を狙って、ギリギリまで追い込むランナーはどのように足腰の張りと付き合うかが、タイムを伸ばす上で重要です。マッサージ、鍼、ストレッチなどの施術を受けるのは当然有効ですが、ご自宅でこまめにトリートメントをして疲れを溜めないようにするのがベストです。ワタシが自宅で行うトリートメントをご紹介します。

骨盤職人

木製の指圧器です。

使いこなせるようになると、これはズシンと響きます。上手なマッサージを受けているような効果です。狙うのは背中中央、腰部、お尻の要所。ご自身の「痛いけど気持ちいい」という感覚があるポイントを狙います。
この骨盤職人をベッドに置いて、その上に寝そべります。

「脊柱起立筋」を狙います。

写真では硬い施術ベッドの上に骨盤職人を載せていますが、実際にお使いになる場合は通常のクッションのあるベッドの上で背中に当てて下さい。硬い床の上で行うと圧が強すぎて拷問マッサージみたいになります(苦笑)

骨盤であれば狙い目はここです。

中臀筋、梨状筋などよくだるくなるお尻の後面外寄りの窪み周辺です。
ここは玉の間隔を少し広くします。

初めは痛いですが、徐々に慣れていい感じの指圧になります。1分程度が目安です。痛いけど気持ちいいポイントをドンドン狙っていきます。寝る前の少しの時間で行えます。ワタシは気持ちよくてそのまま眠りに落ちることがあります。

オムロン低周波治療器

使い勝手のいい電気治療器です。左右同時に通電したいので2台購入するのが良いです。
凝っている腰に電気を流すのも良いですが「その腰痛の原因になっている部分」を狙うのが通です。鍼灸の治療では腰の痛みを取るのに脚や骨盤付近の硬結(硬くなったシコリ)に着眼して治療します。施術の現場では人それぞれ原因や症状が違うので治療すべきポイントは異なりますが、ここでは広く一般的に有効で、心地いい通電箇所をご紹介します。
*通電パッドは必ず肌に直接貼ります!!以下画像の中でワタシの尻や内股などを晒すのがご迷惑であると考えて、スパッツの上からパッドを貼る位置をお伝えしています(苦笑)

仙骨と大腿骨の先端(大転子)後面

*お尻を横に通電します。仙骨の下の方、大腿骨先端の後面で押して痛いところを探して下さい。
骨盤側面部と大腿側面

*骨盤の出っ張りからジーンズのポケットの入り口あたりを押してズンとくるスポットがあります。その部分と大腿側面で膝より少し高い位置を結んで通電します。腸頸靭帯を緩めることになるのでランナーズニーにも有効。

大腿の付け根と骨盤際

*骨盤の上縁から腰に広く響いて気持ちよいです。

いよいよこれから大きな大会が目白押しですね。皆さんがコンディションを整えて、納得のいくレースになることを心よりお祈りしています。宜しかったらご紹介したトリートメントの導入をご検討ください!

 

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