ゴムバンドを使って筋肉の張りを緩める!太もも、ふくらはぎの張りを解消できる簡単で効果的なケア「フロッシング」

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ランニング怪我・対処治療法

ワタシが実践する筋肉の張りを緩める簡単な方法をご紹介します。

ゴムバンドで患部を締め付けます

こんなゴムのバンドを使います。

このバンドを気になる部位に巻きます。

巻く時のポイント3つ

・体の末梢から体幹に向けて巻く

・かなりタイトに締め付ける

・バンドの1/2が重なるように巻いて隙間を作らない

締め付けた部分をほぐします

巻いた後に行う3つのこと

・患部を軽く揉んでから締め付けている部分を捻る。最初は小さく捻り、徐々に大きく。所要時間30秒を目処に素早く行う。

・締め付けた状態のまま患部をしっかり伸ばす。これも素早く30秒を目処に速やかに行う。(多少痛いような違和感があります)

患部が伸縮する運動を行う。筋肉が伸展するの方向がある程度違う方が有効。運動が終わったら再び軽くほぐす。所要時間1分。

巻き終えてから外すまで制限時間2分です。

バンドを一気に外します

素早くバンドを外すと一気に血行が戻る感覚があります。触った感じもとても柔らかくなっています。

なぜ効くのか

筋膜リリースという手技の一つです。筋肉は細かい筋繊維が束なって構成されています。この筋繊維の間にはコラーゲン、エラスチン、水分などが存在しています。fasciaというキーワードで検索すると筋膜リリースに関する記事がいろいろご覧になれます。ご参照ください。

健康な筋肉の場合はこれらの物質が均等に分布して筋繊維がスムーズに伸縮しますが、張りや痛みが生じている筋肉はこれらの物質の分布に偏りが生じて筋繊維が円滑に滑らなくなっていると考えられています。

このバンドで筋肉を広く締め付けた上で「揉み・捻り」「ストレッチ」「運動」を行い、偏ったり滞っているコラーゲン、ヒアルロン酸、水分などの分布を整えるというのが理論です。

正直なところ、理論の真偽の程は定かではありません。まだ十分なエビデンスもないかと思います。

しかし!

効けば良いのです。健康な人の場合、わずか2分間の施術ならば筋肉の緊縛による血栓などリスクはないし、やることはとても簡単です。これをうまく使いこなせれば、非常に有効なメンテナンスツールになります。

ゴムバンドは「コプレフロス」という商品です

メーカーのhpはこちらです。コンプレフロス2inch×3.5mという商品がランナーの脚のケアに向いています。体の細い方はライムグリーン(4,420円税別)、ガッチリしている方はブルーベリー(5,050円)を選びます。普段ワタシはベリーを使っています。

当院でも販売しています。ご来院時にご相談頂ければ、巻き方や効果的な使い方を丁寧に指導致します。

 

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