足裏が痛い!足底腱膜炎はこうして治す!

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ランニング怪我・対処治療法

足底筋膜炎

足底腱膜炎の好発部位は踵と土踏まずの境あたりですが、土踏まずの真ん中、あるいは踵の後ろの方が痛む人もいます。この痛む部分に炎症が起きています。

足裏の痛みがしつこい理由

さて最近になってわかってきたことですが…

炎症が慢性化すると、その炎症部位に微細な血管が新生して分布します。足底に限った現象ではありません。この微細な血管ともに神経が炎症部位に増殖します。神経が増えると痛みを感じやすくなります。これが足底腱膜炎のしつこい痛みの理由なのです。

肩の例ですが、炎症部分に血管が増殖しています。「モヤモヤ血管」と検索すると肩、膝を始めいろいろな症例にヒットします。

足底腱膜炎の治療方針

治療のポイントは3つです。

患部の痛みの緩和

姿勢の矯正

走り方の修正

患部の痛みの緩和

ワタシはこの増殖した血管と神経に「圧力波」を打ち込んで消失を図る治療を行っています。非常に高い効果があります。

この圧力波は増殖した微細な神経終末を変性させて、痛みを伝える物質を減少させます。欧米のスポーツ現場では安全で有効な治療として認められています。治療器に関する情報はこちら

日本では体外衝撃波治療器が高額な割に保険点数が稼げないので導入する病院が少ないのです。

姿勢の矯正

日常の姿勢の悪さが足底腱膜炎の原因の一つです。

ちょっとお試してみましょう。

片足立ちをしてみます。特に何も考えずに片足をあげてみます。多くの方が若干のぐらつき感じたかと思います。ぐらついた人は次のやり方を試して下さい。

・おへその下に手を当てて、軽くお腹を凹ませる。

・腰のベルトのラインの上に手の甲を当てる。この時に下図のような背骨の前方カーブを作る意識をする。

この形で片足立ちをしたらバシッと決まりませんか?

姿勢はバランス感覚に大きく影響し、バランスの悪い人は足底に必要のない負荷をかけているのです。ましてや走っている時には大きな力が足底に加わるのです。その結果、足底が悲鳴をあげたのが足底腱膜炎です。足底腱膜炎の完治には姿勢の矯正が必要です。

走り方の修正

日常生活での痛みがほぼ無くなったら、ランニングフォームの矯正を開始します。敢えて完全に痛みが引くまで待ちません。ジョグをしながら痛みを観察します。痛みの現れない走り方を見つけます。これがポイントです。痛み利用して好ましくない動きを排除したいのです。

怪我は飛躍のチャンス

怪我をするのは何か理にかなっていない動きをしているからです。あるいは走るのに十分な筋力や柔軟性がないからです。怪我をすることは本当に残念なことですが、これは「課題の提示」なのです。この課題を克服すれば、一つ上のレベルに進めるのです。怪我を乗り越えて次のステージに向かいましょう!精一杯サポートさせて頂きます。

ランニング指導ご検討の方はこちらまで。

お身体の不調でお悩みの方は柳鍼灸院にお気軽にご相談ください。